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関税・英国持ち込み禁止物の注意点
Column

イギリスに海外から品物を持ち込みまたは郵送する際は受け取る側で関税が課されます。また完全に持ち込みが禁止されているまたは量に制限がある品物もあるので、留学中に日本から生活用品などの郵送をお願いする時は国境での荷物の押収を防ぐためにもルールの確認が必要です。

Content

関税の対象となる品

イギリス内でEUから通販で品物を買う場合

基本的に関税は発生しませんが、個人的な使用と消費用または贈り物であり、イギリスの消費税が支払い済みであることが条件です。売り手が消費税を支払っていない状態で品物を購入すると、イギリスの税関で押収される可能性があるので注意が必要です。

イギリス内でEU圏外から通販で品物を買う場合

セカンドハンドの物を含めて品物には関税がかかります。アルコール、煙草、香水、化粧水は価格に関係なく関税が発生し、その他の品物はその価格により発生する関税の金額が変化します。

EU圏外から贈り物が郵送される場合

アルコール、煙草類とその他の品物で価格が£36を超えた贈り物(ギフト)には関税が発生します。

EU圏外から私物が郵送される場合

私物が郵送される場合も関税が発生し、金額は包みに貼られた申告書の内容(内容は受取人の責任)に基づいて計算されます。通常はRoyal MailまたはParcel Forceが代行で支払いますが、追って受取人にその関税が請求、また別途の手数料も請求される場合もありますのでご注意ください。

EUからの品物を直接イギリス国内に持ち込む場合

基本的に品物の持ち込みに制限はありませんが、個人的な使用と消費用または贈り物であり品物を入手したEU国で関税が支払い済みであることが条件です。

EU圏外からの品物を直接イギリス国内に持ち込む場合

アルコール、煙草、香水などの土産品を個人的な使用と消費用または贈り物であれば関税を支払わず英国に品物を一定の量まで直接持ち込むのは可能です。ただし、上限を超えると関税が発生します。

現金持ち込みの申告

EU圏外からイギリスに入国する際またはイギリスからEU圏外の国へと出国する際に、€10,000相当の現金(為替・小切手・トラベラーズチェック含む)を持っている場合は税関検査官に申告をする必要があります。申告書「C9011」は空港で入手または事前にHM Revenue & Customsのウェブサイトから印刷できます。


より詳しくはイギリスのHM Revenue & Customsの案内(英語)をご覧ください。

英国への持ち込み禁止・制限物

イギリス国内での犯罪や病原菌等の感染を防止するため海外からの持ち込みを完全に禁止されている、または制限されている品物もあります。持ち込み禁止物に関する規定は以下のケースに当てはまります。
•「自分自身で直接持ち込む場合」
•「贈り物として家族や友達が直接持ち込む場合」
•「品物が郵送される場合」


いかなる理由であれ、英国への持ち込み(郵送含む)が禁止されている物:
■不正薬物
■ナイフ(種類問わず)などの武器類
■唐辛子・ガスなどの護身用スプレー
■スタンガン
■わいせつ文書・画像
■偽造品・海賊版の品物・特許権を侵害する品


基本的に英国への持ち込み(郵送含む)が禁止されているが、正式な許可書や免許を保持の上持ち込み可能な場合もある物:
■小火器・銃器・爆発物・銃弾
■模造小火器
■刀類
■生きた動物
■絶滅危惧種(動物・植物含む)
■動物の毛皮を使用した既製品
■ラジオ送信機(機種限定)
■ダイヤモンドの原石


出典:HM Revenue & Customs、英国政府による案内 2014年7月現在

英国への持ち込み制限物

■動物性の食品(肉、乳製品など)
EUの国からの持ち込み(郵送含む)は食品に病原菌などがついておらず、個人的な消費用である場合は可能です。EU圏外の国から英国への肉と乳製品の持ち込みは禁止されています。魚介類や蜂蜜などの食品に関してはルールが異なる場合もありますが、渡航前の確認をお勧めします。

■乳児用食品・特別食(病気による食事制限がある場合の特別食)
英国に渡る際、少量の乳児用粉ミルク、ベビーフードや特別食品の持ち込みは可能です。これらの食品は「開封前の冷蔵保存を必要としない」「未開封である」「商標付きのパッケージで包装されている」条件を満たしている必要があります。

■植物
EUの国からの持ち込み(郵送含む)はEU内で栽培されており植物に病原菌などがついておらず、個人的な消費用である場合は可能です。EU圏外の国からの植物の持ち込みには「植物に病原菌がついていない」「個人的な消費用である」「ジャガイモは禁止」などの制限があり、渡航前の確認を勧めます。

■絶滅危惧種から作られた土産品
絶滅危惧種(例:蘭、サボテン、象牙、珊瑚など)から作られた土産品は英国への持ち込みを禁じられる場合があります。また、正式な免許の申請を強制されたり、起訴される危険性もあるので厳重な注意が必要です。


出典:HM Revenue & Customs、英国政府による案内 2014年7月現在

イギリス入国の際の注意

英国への持ち込み物を検査する税関ポイント(Customs)は多くの場合空港のチェックイン荷物受け取りのエリアに位置します。税関に申告する品物や現金がある場合は申告ポイントに行きますが、日本の空港のように全員が必ず検査を受けるわけではないので、申告する品物がない場合はチェックイン荷物を受け取り後、出口へ向かって特に問題はございません。もしも途中で検査官に止められた場合は質問に簡潔に答え、下手に疑われる言動は取らないようにしましょう。
また、荷物の中身の関税・持ち込み禁止物に関わる責任はその荷物を持っている人のものとされますので、知らない人から無闇に物を受け取って運ぶのは避けましょう。

荷物を送る際の注意

日本からイギリスに荷物を郵送する際は荷物を送る側がイギリスの税関申告書に記入(英語)をする必要があります。ただし、申告書の内容に関する法的な責任は荷物の受取人のものとされるので事前に書く内容をお互いに了承することを勧めます。

注意点:
•正しい申告書の種類を選ぶ(価格が£270までの場合は「CN22」、£270以上の場合は「CN23」。品物がイギリスに届けられる月の為替レートで計算されます。)
•申告書に記入漏れがないように確認する

イギリスに荷物が郵送された時は、持ち込み禁止物の有無や申告書の内容と関税が発生するかどうかの確認のためイギリスの検査官が中身の検査を行うことがあります。場合によっては荷物が検査のために開けられることもあり、その手数料は受取人に請求されます(荷物の申告書に未記入の箇所がある場合は特に可能性が高くなります)。


郵送物が税関で止まってしまった場合

荷物に多額の関税が発生した場合は郵送業者(Royal MailやParcel Force)から関税請求の手紙が受取人の元に届きます。支払いはオンライン上クレジットカードで行われ、支払いが確認されると荷物の受け取り可能になります。
支払いの際は請求の手紙に記載されている参照番号が必要となるので、手元に置くようにしてください。

まとめ

いかがでしょう?「え?そうなの?」という発見はありましたか?持って行ってはいけないものもある、ということを荷造りの際に把握しておくのは万一のトラブルを防ぐという意味で有力です。国境で気まずいことになってしまわないためにも、ルールは知っておきましょう。